「儲かる農業」の実現に向け、農産物の付加価値を高めることを目的とし、６次産業化に取り組む農業者等のうち、既に商品を販売している者又は販売予定の者を対象に、商品価値改善意欲の向上や販売戦略等の習得を図る「商談スキル向上講座」（全３回）を開催しました。
　本講座では、知的財産やデザイン、マーケティング等を専門分野とする専門家からの講義や事例紹介を踏まえ、販路拡大に向けて必要な知識を習得するとともに、出展者の伝えたい情報と、バイヤーの知りたい情報を１枚の紙にまとめた商談用の統一シートである「ＦＣＰシート」を作成しました。
　12月22日の最終回では、講座の集大成として、受講者が「ＦＣＰシート」の発表を行いました。講師からの個別講評や他の受講者からの意見を基に、「ＦＣＰシート」がブラッシュアップされたことで、よりスムーズな商談による販路拡大が期待されます。
　今後も県では、引き続き６次産業化の推進と、６次産業化に取り組む農業者の更なる販路拡大に向けた商品性・信頼性・商品の訴求力の向上に取り組んでまいります。

受講生の声
・ＦＣＰシートを作ることで、自社の商品に対する考えが整理され、言葉にすることができた。
・パッケージの商標登録を考えていたので、「農産加工品の知財管理について」の講義がとても参考になった。

開催日	令和5年12月　計3回
会場	農業総合センター　園芸研究所 大会議室、オンライン開催
参加人数	延べ45名