いばらき農業アカデミーは、２月１９日にリーダー農業経営者育成講座の成果発表会を行いました。受講生11名は1年間にわたり作成してきた経営計画を発表した後、講座の修了証を受け取りました。
　この講座では、経営発展を目指す若手農業経営者の方々が、経営コンサルタントや先進農業経営者等を講師として、財務や労務管理、マーケティング等について学びます。加えて、受講者はグループワークや経営コンサルタントとの個別相談を行いながら、各自の経営状況を分析し、今後の経営目標を立て、その目標達成のための行動計画をまとめた「経営計画」を作成します。
　受講生のひとり、髙田ファーム（鉾田市）の髙田優平さんは、ミズナやホウレンソウの施設野菜経営体で親元就農して5年目です。成果発表会では「持続可能な農業を行い社会貢献します。」という経営理念を掲げ、今年新たに有機栽培に取り組み、10年後には経営の全面積を有機栽培とする目標を発表しました。これに対し講師は「もともと地域とのつながりはあると思うけれど有機農業は信頼関係が新たに必要。認証取得の書類作成だけで１～２週間は必要なので、まずはマニュアルづくりをしてほしい。」と具体的に助言しました。
　修了生からは「先進農業経営者の経営戦略を聞く講座や受講生同士でアドバイスし合う講座があり、自分の経営計画をどう作っていくか参考になった」という声が聞かれました。
この講座につきましては、次年度も開設予定としております。さらなる経営発展を目指したい、という農業経営者の方々のご参加をお待ちしています。

開催日	令和５年７月～令和６年２月（全９回）
会場	茨城県農業総合センター大研修室、オンライン開催
参加人数	１１名