講座レポート:ヤングファーマーズ・ミーティング2025

2025/9/29

基調講演の様子

分科会の様子(第4分科会)

茨城県では、これからの農業を担う若者を対象に、優れた農業経営の経営理念や戦略を学び、儲かる農業の実現につなげていただくため、平成30年から毎年「ヤングファーマーズ・ミーティング」を開催しています。
8回目となる今回は、令和7年7月16日にザ・ヒロサワ・シティ会館(水戸市)において、県内外で経営革新や新たな挑戦をし続ける農業経営者を招き、基調講演と分科会を開催し、県内農業者をはじめ農業を学ぶ高校生を含め198名と多くの方々に参加して頂きました。
基調講演は、静岡県の株式会社鈴生 代表取締役 鈴木 貴博 氏を講師としてお招きし、「農業の可能性は無限大~家族経営から13億円企業へその道のり~」と題してご講演をいただきました。
家族経営から大きく飛躍した要因やこれまでに2回の経営危機があったこと、立ちはだかった壁の突破方法など詳しくお話いただきました。また、経営理念である「おいしさを求めて」について説明した際には、「野菜が育つ手助け」をすることが大切であることに気づき経営が大きく転換したきっかけとなったと話されました。
基調講演後は、鈴木氏に加え、県内の先進的な農業経営者3名を講師とし、4つの分科会でそれぞれの経営戦略について講話いただき、さらに会場の参加者とディスカッションすることで理解を深めました。

分科会のテーマと講師は以下のとおりです。

  • 第1分科会
    一人一人が主人公~人財部長と考える“人が集まる”鈴生の魅力~
    株式会社鈴生 代表取締役 鈴木 貴博 氏
  • 第2分科会
    2代目有機農家の挑戦~父からの継承、より高みへ~
    株式会社樫村ふぁーむ 専務取締役 樫村 智生 氏
  • 第3分科会
    100年続く経営をつくる~人事評価制度は「会社の育児書」~
    株式会社光ファーム 専務取締役 篠塚 朋子 氏
  • 第4分科会
    品種開発と販路多角化への挑戦
    大内園芸 大内 広明 氏
参加者からは、「鈴生の社員を大事にする取り組みにすごく共感し、これからの営農に活かせると思いました」「就農して半年がたったが、経営者として目標設定やそれを達成するための試行錯誤がいかに大切か改めて感じることができた」「テクニック等ではなく心のあり方についての話があり、どんなやり方をしても考え方が正しくなければ良い経営にはならないことだと改めて思わされました」などご意見を頂きました。

 

講座名
ヤングファーマーズ・ミーティング2025
開催日 令和7年7月16日(水) 13:30〜16:15
会場 ザ・ヒロサワ・シティ会館 小ホール他
参加人数 198名

講座についてはこちらをご覧ください

ヤングファーマーズ・ミーティング2025

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