講座レポート:野生鳥獣による農作物被害対策担当者研修「初級編第2回:鳥類編」を開催いたしました
2020/9/14
9月2日(水)に,野生鳥獣による農作物被害対策担当者研修「初級編第2回:鳥類編」を開催いたしました。講師には,新潟県を中心に鳥獣被害対策に取組む(株)うぃるこより,今村舟氏をお招きしました。
座学の部では「鳥類の生態と対策基礎」と題し,カラス・カモ類などの生態,効果的な農作物被害防止対策について学びました。実習の部では「防鳥ネット・テグス設置実習」と題し,講師指導の下,実際に対策資材を用いながら,簡易的な防鳥ネットの設置方法,効率的なテグスの張り方を学ぶ実習を行いました。
研修全体を通し,鳥類の生態や対策など基本的な知識から,実際の対策現場で必要な技術までを学ぶことができる研修となりました。
開催日 | 令和2年9月2日(水) |
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会場 | 農業総合センター 2階 大研修室 |
参加人数 | 19名 |
講師コメント
直接的に被害を減らすなら,防鳥ネットの使用や捕獲が防除効果は高い。忌避具による防除は一時的な効果であり,学習されないようにするには刺激を変えることが必要である。鳥害対策は,対策に係るコスト・労力と対策によって軽減できる農業被害額を勘案して,被害対策の強度を判断することが重要となる。
受講者の声
・周りの農家が害鳥被害で悩まされているので,自分も気になっていた。今回の研修は勉強になった。
・住民問合わせ等の対応時に,今回の研修を活かしていきたいと思う。