講座レポート:ヤングファーマーズ・ミーティング2021

2021/9/22

経営革新や挑戦し続ける経営者マインドを醸成することを目的とした「ヤングファーマーズミーティング2021」を開催し、若い農業経営者など134名が参加しました。
基調講演と第1分科会は、熊本県の有限会社宮川洋蘭 代表取締役の宮川 将人氏を講師としてお招きし、講演いただきました。
第1部の基調講演では、宮川氏が洋蘭の栽培だけでなく、6次産業化の取組みとして花を色鮮やかなままガラス内にアレンジしたボトルフラワーを開発し、母の日等の贈答品のみならずエンディングフラワー(お供え花)としても販売額を伸ばしたこと。また、販売方法を卸売販売からネット販売に転換した結果、売上が飛躍的に向上し、現在では年商の約7割をネット販売が占めているなどを話され、事業成功の秘訣は、守りに入らず自分で限界をつくらないこと、人とのつながりを広げること、現状の把握と分析を行い、経営戦略を練ることが大切であるとし、これからはSNSをいかに活用していくかがカギであると参加者に伝えました。
第2部の4つの分科会では、「儲かる農業の方程式~その経営戦略~」をメーンテーマに、基調講演をいただいた宮川将人氏に加え、県内で活躍されている農業経営者3人を講師としてお招きし、6次産業化による高付加価値化の取組みや経営の見える化による経営改善、雇用環境改善による人材確保などについて講演いただき、その後のディスカッションでも活発な意見交換が行われ、大変有意義な講演会となりました。

開催日 7月9日 (金)
会場 ザ・ヒロサワ・シティ会館 小ホール 他
参加人数 134名
※収容人数の3分の1程度に参加者を抑え、十分な新型コロナウイルス 感染防止対策をとって開催しました。

受講者の声

・プレゼンは非常にわかりやすく、参加者が吸収しやすいように工夫されていました。
・現状維持ではなく、常に挑戦していけるような農業経営者になりたいと思いました。
・自分は、まだ若い世代だと思うが、次の世代へどうつなげるか考えたいと思いました。