講座レポート:ヤングファーマーズ・ミーティング2022

2022/8/24

新進気鋭の農業経営者の戦略を学ぶことを目的とした「ヤングファーマーズ・ミーティング2022」を開催し、若い農業経営者など138名が参加しました。
5回目となる本年は、基調講演と第1分科会に、山梨県の株式会社サラダボウル 代表取締役の田中 進氏を講師としてお招きし、講演いただきました。
第1部の基調講演では、創業当時、地域に点在する小規模遊休農地や既存の小規模ハウスで年間約30品目を栽培していましたが、雪害をきっかけに経営を一新し、大規模高性能ハウスの導入や経営マネジメントを取り入れ、全国に農場を展開するまでになったこと。また、栽培管理や作業を数値化したことにより、収量の向上だけでなく、働きやすい環境の整備にもつながっていること等について講演いただきました。今後の目標として、サイエンスとテクノロジーを駆使し、地域農業の新しいカタチを創っていきたいと参加者に伝えました。
第2部の4つの分科会では、「儲かる農業の方程式~その経営戦略~」をメーンテーマに、基調講演をいただいた田中進氏に加え、県内で活躍されている農業経営者3人を講師としてお招きし、農地の集約化やICT導入により業務効率を図ること、PDCAを回しながら弱みを減らして強みを増やし経営改善をしていること、従業員の確保・育成には肉体的・精神的作業の軽減は不可欠で、そのための投資は重要であることなど、貴重な体験談を踏まえ講演いただき、その後のディスカッションでも活発な意見交換が行われ、大変有意義な講演会となりました。
受講者からは、「経営者としての考え方がとても分かりやすかった」、「経営の重要性が分かった」、「経営のポイントが学べた」など大変好評でした。

開催日 令和4年8月4日(木)
会場 水戸プラザホテル ボールルーム他
参加人数 138名
※収容人数300名のところ50%以下に参加者を抑え、十分な新型コロナウイルス感染防止対策をとって開催しました。