講座レポート:第7回品目別先進農業技術講座「所得向上に向けたバラ試験取組み」
2022/12/10
室内検討の様子
ほ場検討の様子
「所得向上に向けたバラ試験取組みについて」をテーマに、園芸研究所の担当よりバラ増収技術、省エネ技術および県オリジナル品種育成試験に関するこれまでの取組と成果を紹介し、出席した生産者よりバラ有望系統に関する評価及び導入希望について意見をもらいました。
バラ増収技術、省エネ技術の試験取組みについては、令和3年度に主要成果として公表した「バラの改良切り上げ方式による増収効果」や「LED補光による増収効果」に加え、現在取り組んでいる「暖房機の変温管理による省エネ技術開発の課題」について説明しました。
また、県オリジナル品種育成の試験取組みについては、園芸研究所の担当から、生物工学研究所が育成した有望系統「ひたち1号」「ひたち2号」について、所内適応性試験や市場性評価調査の報告をし、生物工学研究所の担当からは、品種育成の流れの説明や、次期有望系統の紹介をしました。
出席者からは、「開花前のつぼみの大きさが小さく、売り込みが難しいのではないか」とのご意見がありましたが、市場性調査において、特に「ひたち1号」は市場からの評価が高く、出荷を要望されていることを説明しました。また、種苗増殖の方法についても生産者から積極的な提案がありました。
開催日 | 令和4年11月18日(金) |
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会場 | 農業総合センター園芸研究所 大会議室 |
参加人数 | 21名 |